Rustの開発環境を整備する(Windows & Mac)
プログラミング言語 Rustの環境構築から最低限のビルド方法までを紹介します。この記事は、こちらのページをベースに執筆しています。
Rustは、Mozillaによって開発されているプログラミング言語です。C++程度の性能(目標)や、安全性、メモリ管理、並列性が特徴の言語です。Rustで書かれたプログラムは、各種環境へのネイティブコンパイルが可能な上、asm.jsやWebAssemblyといったWebクライアント上で動作する形態へコンパイルすることも可能です。Mozillaがブラウザの開発に使っているようで、将来性も高そうです。筆者は、Web上で動作するプログラムの開発に、Rustを使っていこうかと思います。
執筆時のRustのバージョンは、1.17.0です。
インストール
Linux/Macの場合、以下のコマンドでインストールできます。
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curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh |
ただ、Macではパスが通りませんでした。自前でパスを通すのも面倒だったため、brewを使った方法を試しました。
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brew install rust |
これで、問題なくインストールが完了しました。(「/usr/local/Cellar/rust/1.17.0」にインストールされたようです)
Windowsの場合、インストーラをダウンロードして実行してください。こちらは、問題なくインストールされました。
確認
以下のコマンドで、バージョン番号が表示されれば、インストールは成功しています。
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rustc --version |
コンパイルのテスト
適当なフォルダに「main.rs」というファイルを作成し、以下のコードを記述してください。
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fn main() { println!("Hello, world!"); } |
そして、保存したフォルダへ移動し、「rustc」コマンドで、コンパイルします。
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rustc main.rs |
コンパイルに成功したら、Macであれば「main」ファイルが、Windowsであれば、「main.exe」ファイルができていると思います。